2019-08-01 | GOLF
「スコアメイクの基本⑤~パー5はモンスターホールじゃない!」
サワディーカップ!プーム・サクサンシンです。
前回までパー3、パー4のコースマネジメントについてお伝えしてきました。今回のテーマは「パー5」。
パー5はプロにとって、他のホールよりも圧倒的にバーディーが取りやすいホールです。少しのミスなら許される(挽回のチャンスが多い)からというのが大きな理由ですが、一方でアマチュアの方からはよく、パー5が苦手という話を聞きます。なぜ、アマチュアの方はパー5を苦手に感じてしまうのでしょうか。
その理由は、ラッキーショットが出るとバーディーやパーが取れてしまうパー3とは違い、パー5の場合は1回のラッキーショットだけではパーに繋がりにくい上に、「打つ回数が増える=ミスをする機会が増える」ということでもあるからです。そして距離が長いホールでは、ティーショットはもちろん、2打目や3打目で「飛ばさなければならない」と自分にプレッシャーをかけてしまいがちです。実は、打つ回数の多さに加え、この飛距離に対する考え方が大きな落とし穴。パー5をモンスターホールだと感じてしまう理由がここにあります。
例えば、500ヤードのパー5。
1打目は無理せず230ヤードを飛ばし、フェアウェイをキープ。「もしかするとパーで行けるかも!」と意気込み、残り270ヤードの2打目で3番Wをフルスイングするとチョロが出てしまう。3打目、チョロを取り返そうと再び3番Wをフルスイング。すると今度は力みすぎて大ダフリ。結局、パーはおろか、ダボ・トリプルを叩いてしまった…皆さんの中には、こんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
パー5でこのような失敗をしてしまうことの大きな要因は、距離に対するプレッシャーと、自身の飛距離に対する過剰な期待です。
「500ヤードを3オンするには、できるだけ飛ばさないといけない。」
「3番Wだと、 “調子がいいときは” 230ヤードは飛ぶはずだ。」
など、ひとたびこういった考えが頭をよぎると、飛ばさなければいけないことへのプレッシャーがどんどん大きくなり、とたんにダフリやトップが増えてしまうのです。
パー5の際には、まずは「飛ばしたい・飛ばさなければいけない」「自分ならこれくらいは飛ぶはずだ」という考えを捨てることが最も大切です(最も難しいポイントでもあります)。
次に、パー5は1、2打目ではなく「3打目」が勝負になるので、3打目を打つ時に「何ヤード残していたいか」を考えます。120ヤードくらいが得意であれば、ティーショットは軽く200~230ヤード、セカンドショットは150~180ヤードで十分なのです。
このように、「すべてのショットがナイスショットである必要はない」と考えることができれば、それだけでミスの確率は大幅に低くなります。プロでない限りは、距離に対するプレッシャーや思い込みを捨てることさえできれば、パー5は全然怖くないのです。パー5のコースマネジメントが上手になれば、必ず他のホールでも活かすことができます。ぜひ、パー5の攻略に挑戦してみてくださいね!
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